No.008 シリコンバレー風ランチ

訪問先の中に、シスコ(Cisco)という会社がありました。

IT業界に身を置く人なら、知らない人はいない、
ネットワーク機器の大手です。

世界中のネットワークのルータの、かなりの部分が
シスコ製だと思います。

そこの本社を訪ねたのですが、とにかく広いのです。


もともと、シリコンバレー地区は、大体どこも
広々ゆったりしたした風景で、

そこに散らばるITベンチャーは、Oracle、BEAなど
有名な大手を除けば、平屋の建物であることが多いです。


それにしても、シスコは、やはり別格。

広大な敷地の中に、同じデザインのビルが
たくさん点在しているのです。

10棟以上あったような気がします。

現地では、まさにその名も「Campus」と呼ばれているようで、
確かに、大きな大学を思わせる眺めでした。


案内されたのは、訪問者用のビルで、

会社の歴史や製品が展示してある傍らに並んでいる部屋の1つで
セミナーを受けるのです。


英語という点からすると、かなりの緊張感。

だって、小さな静かなセミナー室に私たち5人と、講師2人。
もちろん全て英語です。

目の前のプレゼン画面を見ながらなので なんとなく分かるものの、
これがもし、話しだけだったら なかなか理解できるものではありません。

講師から話しかけられはしないか、ハラハラドキドキでした。


それはさておき、訪問したのは午前だったのですが、

事前に見ていたアジェンダ(agenda)では、セミナーの後に
「Lunch」と書いてあるのです。

やったー! 昼はご馳走してもらえる!


なので、セミナーが終わったら、食堂かどっかへ
移動するのかなと思っていたのですが、

全然違ってました。


もともとセミナーが始まるときに、すでに部屋の後ろのテーブルには
コーヒーポットや、ペットボトル入りの飲み物が置いてあって、
自由に飲めるようになってはいたのですが、

昼近くになったら、今度はベーグルとか、そういうお菓子っぽいパンが
運ばれてきて、同じテーブルに並べられたのです。

で、セミナーの途中で講師から

「自由に食べながら聞いてください」

と言われたのです。


え? という感じなのですが、確かに合理的といえば合理的。


このスタイルは割と一般的らしく、

その後訪れたうちの何社かはこんな感じで、ミーティング中、飲み物は
各自、自由に取って飲むというところが多かったです。


しかも、ペットボトルの飲料は意外に水(ミネラルウォーター)が
多かったりして、合理的というか健康的と言うか。

今では、日本でもIT系イベントでは、ミネラルウォーターは
一般的ですが、このころは、珍しかったです。


ある会社では、ミーティング中に1人1個ずつ、とても大きな
サンドイッチとペットボトル飲料を出されました。


また、Intelでも、相手方の偉い人(確かVice President)が、
サンドイッチをほお張りながら説明してくれたことがありました。

まあ、そのときは、午前9時とか10時とかいう時間帯で、
訪問者である私たちも含めて、他の人たちは誰も食べてませんでしたが..

この手の会社は、個人個人の時間が、かなり自由なのかも知れません。

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