あるとき,ちょっといいレストランに行きました。
場所は、サンフランシスコから有名なゴールデンゲートブリッジを北に渡って少し行った、サウサリート(Sausalito)という、海沿いの小さな街です。
そこに,海に張り出して建ててある「SCOMA’S IN SAUSALITO」というシーフードのレストランがあります。
そんなに広くはないのですが、ほぼ満席のお客や,ウェイトレスの話し声や笑い声など,とても賑やかで明るい感じの店です。
以前書きました「八町」は,日本そのもののような店でしたが、今回の店は、初めて経験する,いわゆる「レストラン」です。
メニューを渡されたはいいですが、当然 日本語の説明など付いておらず、初めて見る単語が並んでます。
アピタイザ(appetizer:前菜)、カラマリ(calamari:イカ)などなど。
連れて行ってくれた,現地の日本人の人に聞きまくりです。
メイン料理のサイズがちょっと大きかったので、食べ残してしまうメンバもいました。(私は大喰らいなので問題なし)
味もソコソコだったのですが、ゆでただけの小エビのカクテル(shrimp cocktail)に濃いケチャップソースをかけるのは、どうもイマイチかと。
こういう場合は、サウザンド・アイランド(thousand island dressing)とかコールスロー(coleslaw dressing)あたりが好みなのですが..
それはさておき、最後の支払いになって問題発生!
「慣れるため」という理由で、外食の際には、出張メンバが、順番に自分のカードを使って支払をすることにしてたのですが、このレストランで、私の番になりました。
ウェイトレスが、テーブルに勘定書を持ってきます。
仲間とチップの額を相談して記入し、サインします。
自分のクレジットカードを添えて置いておくとウェイトレスが持っていきます。
しばらく待つと、ウェイトレスが再びやってきてカードを返してくれます。
普通はこれで終わりなのですが、カードと一緒に返ってきた写しを見てビックリ!
なんと、さっき私が記入したチップの金額が書き換えられているのです。
当然、合計額も書き換えられています。 もちろん 多めに。
このレストランに連れてきてくれた現地の方に交渉してもらいましたが、ウェイトレスは、ベラベラ早口で何かしゃべって、ラチがあきません。
というか 彼女がごまかした本人なのです。
ついに、
「Call the master!」(店長を呼べ!)
男性の店長が出てきて少し会話し、元の金額に修正してもらいました。
ほっと一息
ですが、のちに帰国後、カード会社から届いた支払明細で確認するまでは少し心配でした。
ここで反省点が2つ
○ 勘定書は、最初に実物と写しの2枚が来るのですが、チップと合計金額を 記入しサインしたら、写しの方は、さっさと自分のポケットにしまうこと。
私は、慣れてなかったとはいえ、2枚ともウェイトレスに渡してしまい、それが、書き換えられる余地を作ってしまいました。
○ チップの金額をよく考えること。
今回は、料理の金額+税金(TAX)で $442.41。
物知りぶったメンバが、
「チップを $57.59にすれば、合計がちょうど、$500.00となってスマートだよ」
みたいなことを言ったので、そうしてしまいました。
でもあとで考えたら、チップの金額$57.59は、$442.41の約13%。
ウェイトレスにしたら、少ないと思ったのかも知れません。
その点は、あとで上司にも指摘されました。
みなさんも、外国のレストランでのカード払いには、お気をつけください。