いちおう、前回の出張と同様、いくつかの企業を訪問してお話しをするという「仕事」として、アメリカに行きました。
なので、たまには そっち方面のことも書こうと思います。
今回 訪問した中に、Intelという会社がありました。
パソコンに入っている、あのIntelです。
アメリカでも、小さな会社では、そうでもないのですが、さすがにこれほどの会社となると違います。
セキュリティに、非常に気を使っているのです。
まず入り口ではパスポート、あるいはそれに代わる「Photo ID」の提示を求められました。
(これは、のちに行くことになる、ワシントンのスミソニアン博物館(Smithsonian Museum)も同様でした。)
えっ? 聞いてないよ! と思ったのですがあとの祭り。
パスポートは、ホテルの部屋に置いてきてました。
さあ、困ったなあ。 ちょっと焦ります。
まあ焦っても どうしようもないのですが。
今回は、たまたま3人のメンバのうちの一人が、パスポートを携帯していたのとミーティング相手の、Intel側の担当者の口添えもあって、フロントの後ろのドアを抜けて、オフィスエリア側に無事に入ることができました。
ほっとしたのも、つかの間、さらにミーティング前には、SUNDAに署名を求められます。
SUNDA? 何それ?
SUNDAというのは、Single Use Non-Disclosure Agreementの略で、要は今回のミーティングで知り得た Intelの秘密情報を、他に漏らさないという、1回分の簡易な守秘契約だそうです。
さて無事に用件も終わり、相手側の人に見送られながら、先ほどのフロントまで戻ってきます。
そこで、メンバの1人が、トイレへ行きたいと言い出しました。
すると相手側Intelの人は、トイレの場所を教えてくれるのではなく、私たちの先に立って廊下を歩き、トイレの前まで連れていってくれるのです。
親切だなあと思ってたのですが、彼はトイレの前に立つと、ポケットから鍵を取り出してドアを開錠したのです。
そして、私たちが用を済ませている間、ドアの外で立って待ち、全員が用を済ますのを確認して、再びトイレを施錠しました。
そうか、オフィスエリアではなく、外に開放されているフロント側なので、安全のために、トイレにも施錠するんだ、と妙に納得しました。
あと、これはセキュリティとは関係ないのですが、さすが有名会社、と思ったのは、玄関を入ったすぐの脇に Intelブランドのお土産ショップがあったことです。
これほどの会社なら、恐らく見学ツアーみたいなものもあって、なかば観光地的な部分も、あるのでしょうか。