No.015 サンフランシスコと言えばやっぱり

せっかくの、初めてのサンフランシスコですから、もちろん観光にも励みました。

数人で、名物のケーブルカーにも乗ってみました。

ユニオンスクエアの南にあるターミナルから、終点のフィッシャーマンズワーフ(Fisherman’s Wharf)まで、いわゆるパウェル・ハイド線(Powell-Hyde Line)です。

乗り場では、チケット売り場で、ちゃんと絵柄の付いたチケットを買い、しっかり旅の記念品をゲット!

(車内で買うと、ただの紙切れチケットなのです)

さらにこれまた名物らしい駅員の人力による方向転換を間近かに見ました。

車両をターンテーブルに載せ、数人でいっせいに「ヨッコラショ!」と押していって向きを変えるのです。

サンフランシスコのケーブルカーの回転台

いよいよ走り出します。

急な上り下りが続く坂道を走ってる間は、車両後部のデッキに立って喜んで、写真を撮りまくってました。

「とてもうれしそうな顔をしてた」と、あとで同僚に言われました。。。

仕事の出張とは思えない、まさに観光客そのものです。

ところで、ケーブルカーに関連して、日本では見かけないものを見つけました。

街のアチコチに、手動の器械が置いてあります。

これに、1セント硬貨を入れて、付いてるハンドルをグルグル回すと、1セント硬貨が楕円(長円)の形につぶされて、そこにケーブルカーがデザインされて出てくるのです。

サンフランシスコのスーベニアメダルを作る機械
アメリカシリコンバレー出張訪問記

調子に乗って、同僚と数ヶ所でやってみたら、他にもゴールデンゲートブリッジなど、いくつか種類があるようでした。

こんなの法律で認められてるの? と言う感じですが、表通りに堂々と設置されているので、たぶん OKなのでしょう。

これも記念品としてゲットです。

日本で、これと似たようなのは、ホントに硬貨を潰すわけではありませんが、ディズニーランドの中のオミヤゲ屋さんの中に、たくさんありますね。

それにしても、季節や曜日にもよるのかも知れませんが、ケーブルカーは混みます。

往きの乗り場でも、列に並んで何台目かに乗ったのですが、フィッシャーマンズワーフからの帰りは、それこそ何台見送ったのかというぐらい、ずーっと列に並んで待ってました。

待ってる間に、海の方をみて撮った写真です。↓

サンフランシスコの海辺

30分、あるいは、1時間待ったでしょうか。

ようやく私達の乗る番がきました。

が、巡り会わせが悪いのか、私たちの前でちょうど満員になってしまいました。

そしたら、同僚の1人が、車両のサイドステップにつかまって立って乗ろうと言い出しました。

目的地に着いたら、さっと飛び降りる、映画の1シーンなどで見かけそうな、あの風景です。

えー!?

往きで経験した、上り下りの連続を思い浮かべると、ちょっと怖気づきました。

サンフランシスコのケーブルカー後方の景色

が、多数決に押され、思い切ってやってみました。

「案ずるより産むが易し」とは言いますが、思ったほど大変ではありませんでした。

無事、ユニオンスクエアまで帰っきて、飛び降りました。

ただ、あのスタイル、座席に座ってる人にとってはどうなんでしょう。

サイドステップがある部分は、景色がよく見えるように外向きに座席が付いているのですが、その目の前に、私たちが、ずっと立ちふさがっているかっこうなのです。

眺めも悪くて、迷惑だったでしょうね、きっと。

目の前の3人の家族連れが、やさしい人たちで良かったです。