No.030 相手の社長と1日べったり

あくる日は、いよいよニューヨークで仕事開始。

昨夜もいっしょにステーキを食べた、いつもアメリカ出張のたびに案内してくれる、現地コーディネーターさんも、いっしょです。

ただ、彼の本拠地はシリコンバレーのため、ここ東海岸では足がありません。

(シリコンバレーでは、彼の自家用車で移動してるのです。)

ちょっとめんどい感じはするのですが、今回の出張ではタクシー(cab)を駆使することにします。

ところが、今朝だけは違ってました。

今日1日だけニューヨークでお付き合いする、相手会社の社長が、やる気まんまんでした。

なんと、午前、ホテルを出発してから、その会社の顧客の見学、ミーティング、そして午後は、私たちの次の目的地への移動のための空港まで、すべて、その会社が用意した大型バンと運転手に、その社長も同乗していっしょに回ってくれるというのです。

ニューヨークの街

ラッキー! と言えばラッキーなんですが、そんな甘くはありません。

スケジュール上、いっしょに昼食をとることは想定内でしたが、なんとホテルの朝食もいっしょに、申し出られたのです。

げっ! 朝早くから緊張しっぱなし??

まあ、しかたないですね。

腹をくくって、いっしょに朝食を食べました。

川の対岸から見たマンハッタン

その後、順調にスケジュールをこなし、ミーティングをしながら昼食も取り、(上の写真は、そんな訪問先の窓から、マンハッタンを眺めたところです)

私たちは、17時の便で、ワシントンに移動する予定だったので、最後は空港まで送ってくれました。

その空港でも、時間ギリギリまで待合室でミーティングが続き、夕方、ようやく解放されました。

まさに、朝から夕方まで、片時も離れず、初めて会った相手の社長と訪問先でも車内でも、ずっといっしょにいて、ぎこちない会話を続けていたのです。

私たちに、必死に売り込もうとしていたのは、分かりますが...

確かに、日本でも、こういうことありますよね。

いろいろサービスしてくれるというのは、当然、相手にも思惑があります。

社長と別れて、ワシントン行きの飛行機にチェックインしたときは正直、ホッとしました。

ワシントン行きの飛行機では、少々トラブったのですが、その話しは、次の記事で書きます。

<追記>

この日の、ミーティングしながらのランチは、すごくでっかいサンドイッチを1つと、ドリンク1本という、なんとも雑なものでした。

サンイッチは、ターキー、チーズ、野菜の3種から、1つ選択できました。

肉好きの私は、もちろんターキー。

私としては、まあまあでしたが、やや歳を召した方には、とにかくサンドイッチが大きすぎて、食べ残すしかなく、不評でした。